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壊れたギアのまま突っ走る。


どこか壊れている人達の群像劇。

トム・クルーズ演じる怪しいカリスマSEX伝道師ばかりがこの映画の代名詞のように語られることが多いけれど、一番ダメなのは元クイズ天才少年の中年ゲイ男。痛いほどダメ。前向きなんだけど・・・


ラストシーンに痺れました。

ギリギリの笑顔。
あんな笑顔を生まれてはじめて観ました。
触れたら壊れそうな繊細なガラス細工、その一瞬の輝きのような・・・

カエルの雨やラストシーンで、この監督にとても興味を覚えました。

ポール・トーマス・アンダーソン。
若干29歳でこの映画の監督・脚本を手がけています。

なんだかんだアメリカの映画文化は凄い。
怖いくらいに。





イケてないとトムのが好き度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★


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